「私が今まで習ってきたことと全く逆じゃあないですか!びっくりしました!」
先日「湿潤療法」目的で来院された患者さんに、「湿潤療法の原理」を説明した際に言われた言葉です。
その通りなんです。
全く逆なんです。
今までの傷、ヤケドの治療法
①消毒する
②乾かす
③ガーゼあてる
湿潤療法の傷、ヤケドの治療法
①消毒しません
②乾かしません(湿潤な環境にします)
③ガーゼあてません(創傷被覆材をあてます)
全く逆です。
ですから、患者さんが戸惑われるお気持ちはよく分かります。
そして、非常に残念な事ですが、「湿潤療法」をご存じない医師が未だに大多数である事も事実です。
初診の患者さんには、初診時に「湿潤療法」の説明を必ずさせて頂いております。
その際に、ご質問、不安な事、何でもご質問下さい。
こんなに簡便でシンプルで痛みが少なく、早く、奇麗に治る治療法が、ごくごく一部の医療機関しかしていないという事が、不思議でなりません。
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