季節がら、またエコブームもあり、湯たんぽ等による「低温熱傷」の患者さんが増えて参りました。
低温熱傷の特徴は、写真の様に、最初はあまり痛くなく、創部もそんなに痛々しく御座いません。
しかし、受傷後1~2週間くらい致しますと、歩行しにくくなるくらいの痛みと、肉芽が露出する痛々しい創部になってしまいます。
その理由は、皮下の脂肪層が壊死するからです。(詳細は夏井先生のH.P.をご参照下さい。)
いくら湿潤療法を致しましても、致し方の無い事なのです。
もちろん、湿潤療法にて植皮せずに治りますが、熱傷痕が残ります。
十分にお気を付け下さいますよう、お願い致します。