患者さんは、20代 男性です。
お仕事中に、250度に熱せられた塗料が右前腕にかかり、熱傷されました。
地域の基幹病院を受診。
「湿潤療法」をしているとH.P.には書いてあったのに、しておらず、従来通りの処置。
挙句の果てには、「植皮が必要です。」と言われたとの事です。
そこで、色々と調べられ、ご遠方からご来院して頂きました。
大阪には、残念ながら「湿潤療法をしています。」と謳っておきながらしていない医療機関が結構御座います。
今まで、当院に同じ理由で来院された患者さんが、数名いらっしゃいます。
していないのであれば、しているなんて宣伝しないで頂きたいです。
患者さんの時間と労力がもったいないです。
患者さんもお仕事しながら通院されます。
なんとか忙しい中、時間を作って来院されるのに、宣伝と180度違う治療法をされたのでは、たまりません!
もちろん、湿潤療法で、植皮することなく治癒いたしました。(プラスモイストを使用致しました。)
治癒するまでの間、もちろん、消毒、ガーゼ、抗生物質の処方は一切しておりません。
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- 250度に熱せられた塗料による、前腕熱傷です。(湿潤療法)