昨日、7か月の可愛い可愛い女の子が熱傷で受診されました。
他院で「湿潤療法」と称されて加療されていましたが、お話をお聞き致しますと、その「湿潤療法」が夏井先生が提唱されておられる「湿潤療法」とは似て非なるものでした。
まず、消毒されたそうです。その事を医師に言いますと「ネットに書いてある事を鵜呑みにするんじゃない!」と怒られたそうです。 シャワーに関しては、「お風呂なんて暫く入らなくても死なないんだから、入らなくてよい。」と言われたそうです。可愛そうに、患者さんの創部の周りは赤くなり、蕁麻疹が出来かけておりました。
このような「なんちゃって湿潤療法」をしている医療機関は、残念ながら散見されます。これまでに、当院に半ば逃げて来られた患者さんも多いです。正しい「湿潤療法」は、消毒は致しませんし、シャワー、お風呂毎日OKです。もしも消毒するようであれば、創部を濡らしてはいけないと言うようであれば、それは「湿潤療法」では御座いません。そのような医療機関からはすぐに逃げて下さい。
夏井先生のHPに御座います「湿潤治療関連の医師リスト」をご参考にして、正しい「湿潤療法」を受けられることをお勧め致します。