炎症の強い耳の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

 患者さんは、20代 男性 です。
1週間前より、急に左耳の粉瘤が腫れてきたそうです。
痛みも強くなってきた為に、近所の○○皮膚科を受診されました。
そこで、医師から左耳を診るなり
「これはどうしようもないなぁ。とりあえず薬を飲んどいて。」
と言われ、抗生物質が処方されたそうです。
しかし、抗生物質を内服しても、治るどころか腫れる一方なので、色々と調べられ、当院受診されました。
感染性粉瘤に対し、抗生物質を処方され、全く効果が無く、それどころか痛みが強くなり、困り果て、色々と調べられ、当院を受診されるケースが非常に多いです。
感染性粉瘤に対し抗生物質を内服致しましても、粉瘤は袋の中に垢が溜まる病気ですので、その袋を取らない限り、ほとんど効果は御座いません。
当院では、感染性粉瘤に対し、抗生物質を処方したことは御座いません。
抗生物質を処方するケースは、術後感染した場合のみです。
ちなみに、この2年間(約1200例)で術後感染した患者さんはおられません。
よってこの2年間、私は、粉瘤の患者さんに対しまして、抗生物質を処方したことは御座いません。
当院初診日より20日後にご自身の結婚式が控えておりましたので、ご受診された当日(幸い外来も空いておりましたので)手術致しました。
結婚式までに創部が綺麗に治り良かったです。
術後は湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒は行いません。
手術翌日から、創部に直接シャワー OK です。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

術直後

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後4日

術後4日

粉瘤(アテローム)摘出 術後11日

術後11日

この10日後に結婚式。
末永くお幸せに! 

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