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右大腿の熱傷です。(湿潤療法)

初診時

 患者さんは、30代 女性 です。
お鍋のお湯を沸かしている最中にお鍋をひっくり返してしまい、熱傷されました。
地域の基幹病院である○○病院救急外来を受診。
消毒、ガーゼ処置で毎日消毒に通院するように言われたそうです。
以前何かで「湿潤療法」の事を知っていた為に、湿潤療法をしていると謳っている数件の病院に電話をするも、
「今はそんな治療法していない。」と数件の病院の医師、看護師から何故か辛くつらく言われたそうです。
(患者さんは診察室で泣きながら話されておられました。)
ようやく「湿潤療法」をしてくれるはずの病院を受診。
しかし、医師からは「湿潤療法をする必要が無い。」と強く言われたそうです。
ガーゼを当てる医師に
「プラスモイストは使わないのですか?」と質問したところ
「ガーゼで十分です。」と言われたんだそうです。
そこで、再度色々と調べられ、熱傷後11日目に当院を受診されました。
しかし、なぜ「湿潤療法」をしていないにも関わらず、「湿潤療法」をしているとHPに書いている医療機関が有るのでしょうか。
全く持って理解できません。
なにしろ、患者さんの労力、時間が本当にもったいないです。
患者さんには、湿潤療法の説明をし、プラスモイストで加療致しました。
水疱膜は感染源になりますので、切除致しました。
もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

初診時

初診時

初診時(水疱膜切除後)

初診時(水疱膜切除後)

湿潤療法 加療後4日

加療後4日

加療後3か月

加療後3か月

 

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