「生後6か月の乳児に点滴漏れ 足の甲の皮膚壊死」
この生後6か月の患者さんは、皮膚移植術を受けられてしまったそうです。
「太ももの皮膚を移植したが、今後、指の変形や知覚が弱まる可能性などがあるという。」と記事の文中に御座います。
この患者さんをじかに診察をしておりませんので、軽々に物事も申し上げることは出来ません。しかし、おそらく、湿潤療法をしていれば、皮膚移植術はせずに治すことが出来たのではないかと思いますと、残念でなりません。
以前、このブログでご紹介させて頂いた症例の様に、植皮せずとも湿潤療法で治療していれば治ったのではないかと。
繰り返しになりますが、実際、私は診察をしておりませんので、あくまでも想像です。
しかし、湿潤療法だけでは治らず、植皮術が必要になる傷、熱傷は、1歳半以下のお子さんの手掌熱傷以外、ほぼ御座いません。
生後6か月の大事な大事なお子さんの将来を考えると、心配です。
また、親御さんのお気持ちを考えると、胸が締め付けられます。
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