大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。
今回は、頚部にできた粉瘤(アテローム)を「くりぬき法」で手術し、術後6年経っても再発が見られなかった症例をご紹介いたします。
◆患者さんについて
患者さんは40代の方です。
首(頚部)にあった粉瘤が徐々に大きくなり、悪臭(におい)も感じるようになったため、インターネットで「粉瘤 手術」について調べられ、当院を受診されました。
◆治療について
手術は**くりぬき法(パンチ法)**にて行いました。
袋(被膜)も完全に摘出しております。
術後の創部は、「なつい式湿潤療法」で管理しておりますので、消毒は一切行っておりません。
また、感染も起こらず、抗生物質の処方も不要でした。
術後は、毎日シャワー・入浴が可能ですので、日常生活の制限もほとんどありません。
◆6年後の再診時の様子
術後から6年が経過した頃、別の部位に新たな粉瘤ができたため、再び当院を受診されました。
その際、頚部の術後の経過を確認したところ、傷跡は非常にきれいで、再発も一切認められませんでした。
ご本人のご協力により、写真撮影にも快く応じていただきました。ありがとうございます。
当院では、粉瘤に対するくりぬき法手術と、術後のなつい式湿潤療法による管理に多数の実績があります。
傷を最小限に抑えたい方、再発のリスクを抑えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

術後1日

術後5日

術後14日

術後21日

術後6年