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熱傷(やけど)の多くは湿潤療法で治癒|植皮は不要です

初診時

大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。


また一人、植皮を避けたい患者さんが来院されました
昨日も、植皮が必要と診断された患者さんが、藁にもすがる思いで当院を受診されました。
両前腕に熱傷(やけど)を負っておられ、他院では「植皮をしなければ治らない」と告げられ、本日、術前説明を受ける予定だったそうです。

あと一歩のところで、植皮手術を受けるところでした。


「手術しなくても治ります」の一言で涙されました
当院で患部を確認し、
植皮をしなくても治りますよ。
とお伝えしたところ、患者さんは涙ながらに安堵されたご様子でした。


なつい式湿潤療法で、手術せずに自然治癒
当院では、なつい式湿潤療法にて、消毒も抗生物質も使わず
毎日シャワー・入浴OKのやさしい治療を行っています。

もちろん今回も、プラスモイストを使用し、痛みを最小限に抑えた治療を開始しております。


実際、植皮が必要だった症例はごく一部です
これまでに、多くの方が「植皮が必要」と言われ、納得できずに当院へ来院されました。
そしてそのほとんど全員が、植皮をせずに完治しています。

※ただし例外として、2歳未満のお子さんの手のひらの深い熱傷など、
ごく一部のケースでは植皮が必要になることもあります。


植皮をされてしまった後では、もう元に戻せません
残念ながら、すでに植皮手術を受けた後の醜状瘢痕(しゅうじょうはんこん)を抱えて当院を受診される方もいらっしゃいます。
そのような場合、私たちにはもう何もして差し上げられないことが多く、
「もっと早く相談してくだされば…」と、心が痛みます。


植皮の前に、一度だけでもご相談を
植皮手術は1週間遅れても問題ありません。
一度、正しいなつい式湿潤療法を行っている医療機関(当院でなくても結構です)にご相談ください。

ただし、「なんちゃって湿潤療法」を行う医療機関もありますので、医師の治療方針にはご注意ください。


子どもを思う親御さんの涙を、これ以上見たくありません
愛する我が子に、不必要な植皮手術が行われ、取り返しのつかない傷跡が残る
そんな状況を、私は何度も見てきました。
親御さんが泣き崩れる姿を見るたびに、胸が張り裂けそうになります。


まとめ|熱傷(やけど)の多くは、植皮しなくても治せます

  • ほとんどの熱傷は手術なしで湿潤療法により治療可能

  • 植皮は身体的・精神的負担が大きく、瘢痕が残るリスクも高い

  • なつい式湿潤療法なら痛みが少なく、傷跡も最小限に抑えられる

  • 植皮を勧められた場合は、一度だけでも専門医に相談を

    下記の写真は、
    他院で「植皮が必要」と診断された熱傷患者さんに対し、当院でなつい式湿潤療法を行い、手術をせずに治癒した症例の一部をご紹介しています。

初診時

初診時

加療後約1年

加療後約1年

 

初診時

初診時

加療後80日

加療後80日

 

初診時

初診時

湿潤療法 加療後9日

加療後9日

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