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爪が剥がれたらどうする?なつい式湿潤療法で痛みなく治癒した一例

初診時2

【症例紹介】爪が剥がれても痛くない!?
なつい式湿潤療法で驚くほど早く治った一例

こんにちは。
大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック
院長の郡田です。

今回は、「足の爪が剥がれた」と受診された50代男性の症例をご紹介いたします。
通常、爪のはく離は「とても痛そう」「治療がつらそう」
というイメージが強いですが、
当院ではなつい式湿潤療法により、ほとんど痛みなく早期に回復されました。


🔹 初診時の状況|左足の親指(第一趾)の爪が剥がれた

患者さんは50代の男性。
何かに足をぶつけてしまい、左足の第一趾(親指)の爪が剥がれてしまった
とのことで、当日当院を受診されました。


🔹 従来の処置は「激痛・出血・治りにくい」

一般的な処置では、
・消毒をするたびに飛び上がるような激痛
・ガーゼが創部に貼りついて、剥がすたびに出血
・そして再度、出血した傷に消毒…
と、想像するだけで痛々しく、患者さんにとっては
つらい日々が続く治療となってしまいます。


🔹 当院での対応|なつい式湿潤療法を実施

当院ではもちろん、消毒もガーゼも一切使用せず、なつい式湿潤療法
で治療を行いました。
処置はとてもシンプルです:
なつい式湿潤療法の基本ステップ
・創傷被覆材(プラスモイストなど)で指先をやさしく覆う
・毎日、水道水で洗う(石けん・消毒液は使用しません)
これだけです。
安静にする必要もなく、通常通りの生活で問題ありません。


🔹 1週間後には治癒|患者さんの感想

治療から1週間後にはすっかり治癒され、
患者さんからはこのような感想をいただきました:

「全然痛くなくって、助かりました!」

また、来院された際の印象としては、

「爪が剥がれたってことは…相当痛い処置をされるんだろうな…」
→「えっ、これだけ?全然痛くなかったんですが…」

と、拍子抜けされたご様子でした。


✅ まとめ|爪が剥がれても怖くない。湿潤療法で安心・快適な治療を

・爪が剥がれた場合でも、湿潤療法を正しく行えば痛みは最小限
・消毒やガーゼは使わず、自然治癒力を助けて早期回復
なつい式湿潤療法は、傷・火傷だけでなく「爪のはく離」にも有効です


爪が剥がれた・はがれそう・痛みが強い…そんな時は、
ぜひ当院にご相談ください。

痛くない・怖くない治療をしております。

🌿 なつい式湿潤療法に関するよくあるご質問【FAQ】

Q1. なつい式湿潤療法とは何ですか?

A. 湿潤療法とは、傷を乾かさずに
「湿った環境を保つことで自然治癒力を最大限に助ける治療法」です。

消毒液やガーゼを使用せず、創傷を適度な湿度で保護することで痛みが少なく、
傷跡もきれいに治るのが特徴です。

当院では「なつい式湿潤療法」に基づいた方法で治療を行っています。


Q2. なぜ消毒をしないのですか?

A. 消毒液は細菌だけでなく、皮膚の治癒に必要な細胞まで殺してしまうため、
治りを遅くしたり、かえって傷跡を残しやすくなります。

湿潤療法では、消毒はせず、
皮膚が本来持っている再生能力を最大限助けて治します。


Q3. なつい式湿潤療法ではどんな処置をするのですか?

A. ハイドロコロイドやポリウレタンフィルムなどの
医療用の透明シールやパッドを使用し、傷を覆って湿潤環境を保ちます。

傷の種類に応じてワセリンを併用することもあります。
自宅では入浴・シャワーも基本的に可能です。


Q4. 痛みはありますか?

A. なつい式湿潤療法はガーゼ交換による「剥がすときの痛み」がありません。
また、傷の治癒も早いため、痛みが軽減されるケースが多いです。
痛み止めが不要なことも多く、お子様や高齢者にもやさしい治療法です。


Q5. 傷跡はきれいになりますか?

A. 傷の深さや場所によって個人差はありますが、
なつい式湿潤療法は乾燥させて治す方法に比べて、傷跡が目立ちにくくなります

特に顔など目立つ部位には適しています。


Q6. 毎日通院する必要はありますか?

A. 基本的には毎日通院する必要はありません。
ご自宅での処置方法(とっても簡単です)をご説明しますので、
セルフケアで管理が可能です。

ただし、傷の状態によっては数日に1度の通院が必要になることもあります。


Q7. 感染の心配はありませんか?

A. 適切に湿潤環境が保たれていれば、むしろ感染リスクは低くなります。
ただし、異常な痛みや腫れ・熱感・発赤などが出た場合は
すぐに受診してください。


Q8. 子どもにも適応できますか?

A. はい、なつい式湿潤療法は小さなお子様にも非常に適しています。
傷の痛みが少なく、ガーゼを無理に剥がす必要もないため、
治療のストレスが少なくなります。

当院では数多くのお子様の傷の治療実績があります。


Q9. なつい式湿潤療法が受けられる病院は限られているのですか?

A. はい、なつい式湿潤療法を積極的に導入している医療機関
はまだ多くはありません。

当院では、院長が豊富な症例経験に基づき、
すべての傷に対して湿潤療法を基本とした治療を行っています。

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湿潤療法 加療1週間後

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