患者さんは、50代です。
頚部に粉瘤(アテローム)が出来たために、近医である○○形成外科を受診されました。
そこの医師からは
「とりあえず様子をみましょう。」と言われ、手術はしてもらえなかったそうです。
そこで、色々と調べて粉瘤(アテローム)の手術をしているとH.P.に書いて有る○○形成外科を受診されました。
そこの医師から
「ぶよぶよしているから、とりあえず抗生物質で様子をみましょう。」と言われ、再度手術はしてもらえなかったそうです。
しかし、なにかおかしいと思われ、患者さんの自己判断で抗生物質は内服しなかったそうです。
納得がいかず、再度色々と調べられ、当院を受診されました。
炎症性粉瘤に対し、抗生物資はほとんど効果が御座いません。
患者さんの判断の方が正しかったという事になります。
術前説明を致しますと、
「やっと納得がいきました。」と言って頂きました。
くり抜き法で手術致しました。
術後、創部は湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
術後毎日、シャワー、入浴 OK です。
創部が治りますと、
「ここに来て良かった!」と言って頂き、嬉しかったです。