患者さんは、9歳です。
熱湯が足にかかり、熱傷されました。
地元の○○大学病院を受診。
その後、他府県の○○大学病院へ転院。
消毒、ガーゼ処置だったそうです。
医師から以下の説明を受けたそうです。
① 濡らさないように。
② 学校は暫くの間休んで、自宅安静。
③ 毎日、消毒、ガーゼ処置に通院する事。
毎回毎回医師が変わり、その度に処置のやり方が微妙に変わったそうです。
説明も、医師によりまちまちで、だんだんと不安になり、色々と調べているうちに「湿潤療法」を知り、湿潤療法目的にて当院を受診されました。
湿潤療法の説明をさせて頂きました。
以下、私からの説明です。
① 毎日、シャワー、入浴 OK です。
② 毎日、学校に行きましょう。安静にする必要は、全く御座いません。
飛んで、跳ねて、踊って OK です。
③ 通院は、週2回で十分です。
僕からの説明をお聞きになられたご家族の方は、戸惑っておられました。(よくある事です。)
何しろ前医からの説明とは、全く逆の説明を受けたのですから、当然です。
まして、前医は名だたる○○大学病院の医師です。
こちらは、しがない開業医。
普通当然、前医の説明を信用すると思います。
ご家族、ご本人が私の説明を信用して下さり(?)湿潤療法で治療して頂き、良かったです。
日に日に良くなっていく創部を見られて、ようやく信用して頂けました。
下腿は次回、掲載させて頂きます。