麻酔の不安を抱えた頚部の粉瘤を、くりぬき法+なつい式湿潤療法で安全に治療した一例
今回は、「粉瘤の手術は痛いのでは?」という不安から受診をためらっていた患者さんが、当院にて安心して手術を受け、きれいに治癒された頚部粉瘤の症例をご紹介いたします。
🔹 初診時の状況|他院では手術不可と断られた頚部の粉瘤
患者さんは40代の方です。
数年前から**首に粉瘤(アテローム)**ができていたそうですが、ある日近くの形成外科を受診したところ、
「うちではできないので、他の病院へ行ってください」
と断られたそうです。
🔹 他院で手術経験のある知人からの“痛み”の話に不安
その後、同じく粉瘤を経験したご友人に相談されたところ、
「手術のとき、麻酔がほとんど効かなくて、すごく痛かった…」
というお話を聞き、不安が強まったとのことでした。
🔹 ネット検索で当院へご来院
「なるべくきちんとした対応をしてくれる医療機関を選びたい」と思われ、インターネットで色々と調べられた末に、当院の症例紹介ページをご覧いただき、ご来院くださいました。
🔹 当院での治療|丁寧な麻酔と湿潤療法
もちろん、手術前には十分に局所麻酔を行い、痛みがないことを確認してから手術を開始しました。
患者さんも「全然痛くなかったです」と、術後に安心されたご様子でした。
治療にはくりぬき法を用い、術後創部はなつい式湿潤療法で管理しております。
当院では術後に、
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一度も消毒は行いません
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抗生物質も使用しておりません(感染なし)
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手術直後からシャワー・入浴も可能です
✅ まとめ|粉瘤手術は正しい麻酔を行えば、ほとんど痛くありません
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粉瘤は、正しい方法で手術すれば安全かつ痛みも最小限に抑えられます
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他院で「できない」と断られても、当院では多くの粉瘤手術に対応可能です
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丁寧な麻酔+なつい式湿潤療法により、術後もきれいに早く治癒します
粉瘤の手術に不安がある方、過去に痛みの経験がある方も、安心して当院へご相談ください。
患者さんお一人お一人に、丁寧で優しい治療を提供しております。

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

摘出された粉瘤

術後1日

術後4日

術後10日

術後6年
その後、手術から約6年が経過したある日、別部位の粉瘤で再び当院を受診してくださいました。
診察室に入って来られるなり、
「綺麗に治していただいたので、またお願いしたくて来ました!」
と笑顔で仰ってくださり、私たちスタッフ一同、大変うれしく思いました。
この再診の際にも、前回の手術部位の状態を確認し、写真を撮影させていただきました。
ご協力いただき、誠にありがとうございました。
【こおりた ひろ整形形成外科クリニック】
そんなに楽しみにして頂いている方はおられないかとは思いますが、
久しぶりに、ブログを書かせて頂きました。
昨年病気をする前は週2回書いていたのですが、
どうも最近さぼり気味になってしまいました。
(たまーにですが、「先生最近ブログ更新してないねー。」
と言われる事が御座います。本当にたまーにですが。
見て下さっている方もおられるんだと、嬉しくなります。
ありがたい話で御座います。)
今年の夏は暑かったですね。
本当に、何回「暑い!」と言った事か。
しかし、きちんと9月になると朝晩は涼しくなってきますね。
毎年の事なのに、毎年同じ事を思います。
そして、気が付くとお正月なんでしょうね。
一年が早いです。
歳をとってきたせいでしょう。
今、私は55歳なのですが(ちなみに磯野波平さんと同い年です)、
これからもっと早く感じる様になるんでしょうね。
最近、また「新型のコロナウィルスがまん延している。」
というニュースを見る様になりました。
いったい、いつまでするのでしょうか?
新たなワクチン接種を推奨???
いつまで国はワクチン接種を勧めるのでしょうか?
もちろん、個人の判断でワクチン接種を受けられる事は自由ですし、
それが正解なのかもしれません。
コロナウィルスはおそらく、後1万年は無くならないと思います。
これから先、ウィルスが変異する度に、ワクチン接種を勧めるのでしょうか?
私は接種しておりませんし、私の考え方が間違っているのかもしれませんが、
今後も接種するつもりは御座いません。
ちなみに、当院ではもちろんマスク不要で御座います。
ウィルスの飛沫をマスクでは抑える事が出来ないからです。
(私は、患者さんの近くで話す為、つばが飛ぶと申し訳ないので、
マスクをしております。決して、コロナ対策では御座いません。)
ご遠方の方から手術希望のお電話を頂くことが御座います。
手術の日程や、術後通院に関して、何とかなりませんかとお願いされる事が御座います。
しかし、ご遠方だからと言って、術後処置をいい加減にして良いわけでは御座いません。
お近くの患者さんであっても、ご遠方からの患者さんであっても、
手術のやり方から、術後湿潤療法での処置の仕方は同じで御座います。
ご遠方からの患者さんだからといって、通院せずに安心して治せる
特別な処置が有る訳では御座いません。
できるだけご希望には添える様にさせて頂きますが、
全てご希望通りとはならないかもしれません。
ご遠方から来ていただくことは、大変光栄で御座いますが、御了承下さい。
宜しくお願い致します。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 粉瘤は炎症があっても手術できますか?
A. はい。当院では炎症がある状態でも「くりぬき法」で日帰り手術が可能です。
Q. 消毒や抗生物質は使わないのですか?
A. いいえ。当院ではなつい式湿潤療法により、消毒・抗生物質なしでも感染せず治癒できます。
Q. 手術後はいつからシャワーや入浴ができますか?
A. シャワーは手術当日から可能です。翌日からは入浴もOKです。