患者さんは、40代 男性 です。
数年前より、背部に粉瘤(アテローム)があったそうです。
最近になり、炎症が強くなってきたために、痛みがひどくなり、色々と調べられ、ご遠方より当院を受診して頂きました。
炎症が強い患者さんが他院を受診され、
① 炎症が強い間は手術が出来ない。
② とりあえず、抗生物質を内服してもらい、炎症が落ち着いてから手術しましょう。
と医師から説明されたものの、あまりの痛みに何も処置が出来ないという事に納得がいかず、色々と調べられ当院を受診される患者さんが結構いらっしゃいます。
当院での説明は、
① 炎症が強くても手術は可能です。
(むしろ被膜が浮いているので、手術がしやすいくらいです。)
② 抗生物質を内服しても、はほとんど効果は御座いません。
です。(夏井先生のH.P.をご参照ください。)
くりぬき法で手術致しました。
術後は、湿潤療法で加療致しました。よって、一切消毒はしておりません。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
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- 背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)