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CASE & TREATMENT REPORT

右前腕挫滅創に対し他院で縫合。その後感染し受診された症例

 患者さんは、50代 男性 です。 ご自宅の庭の階段で足を滑らせて転倒され受傷されました。 お住まいの地域の基幹病院である○○病院救急外来を受診。 創部を消毒され、局所麻酔下にて縫…

症例・処置実績 なつい式湿潤療法 傷、怪我

症例写真を掲載しています 治療内容や経過を分かりやすくお伝えするため、患部・処置中の写真を含む場合があります。

 患者さんは、50代 男性 です。
ご自宅の庭の階段で足を滑らせて転倒され受傷されました。
お住まいの地域の基幹病院である○○病院救急外来を受診。
創部を消毒され、局所麻酔下にて縫合されました。
消毒をされた際には、あまりにも痛みが強くて飛び上ったそうです。
そこで、湿潤療法をしている当院をご遠方よりご受診されました。
初診時、創部は赤く腫れあがり熱を持ち痛みを伴っておりました。
まさに「感染状態」でした。
だからもっと消毒をしなければいけないという事では御座いません。
もちろん、傷に消毒はしてはいけません。
なぜ感染したのかといいますと、「血腫」が原因です。
このような深い傷だと結構出血いたします。
出血した血液はそのうちコーヒーゼリーの様な固まりとなります。
血腫は栄養豊富ですが、血管は通っておりませんので、すぐに感染源となります。
そして、感染致しましても、ほとんど抗生物質は効果が御座いません。
血腫内には血管が無いからです。
血腫を除去するしか感染状態を治す方法は御座いません。
よって、深い傷の場合は、縫合する際に中に血液が溜まらないように「ドレーン」を留置する事が多いです。
この患者さんは、すぐさま局所麻酔下にて縫合した糸を一部抜糸。
その後、創部に溜まっていた血腫を除去しドレーンを留置致しました。
創部はズイコウパッドで覆いました。
ドレーンは3日後に抜去致しました。
その後、創部はプラスモイストを貼布致しました。
ドレーン留置後は感染状態も落ち着き、腫れも引いてきました。
ドレーン抜去後は、直接創部にシャワーをかけて洗って頂きました。

初診時
初診時
局所麻酔下にて血腫除去中
血腫除去中
血腫除去後ドレーン留置
血腫除去後ドレーン留置
湿潤療法 加療後3日
加療後3日
湿潤療法 加療後7日
加療後7日
加療11日後
加療11日後
湿潤療法 加療後35日
加療後35日

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この記事は、当院で行った診療・処置の一例を医学情報として紹介するものです。症状や治癒経過、適した治療方法には個人差があります。写真と同じ結果を保証するものではなく、診断や治療方針は診察のうえで個別に判断します。

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