5歳 腹部の熱傷です。(湿潤療法)

 患者さんは、5歳の可愛い可愛い女の子です。

笛吹きケトルで沸かした熱湯をコップに移す際に失敗し、寝巻の上から腹部にかけてしまい熱傷されました。

当日 地域の基幹病院救急外来を受診されました。

消毒、ガーゼ処置だったそうです。

お風呂に入るときには濡らさないように言われたそうです。

その後も同病院に毎日通院するように言われ、通院されたそうです。

毎回担当医師が変わり、説明も変わるために、不安になり、色々と調べられ当院をご受診されました。

湿潤療法の説明をさせて頂きました。

残っていた水疱膜は感染源になりますので、切除致しました。

白い網目状の物は「ソフラチュール」という薬剤なのですが、これは抗生剤を塗ってあるガーゼです。

創部にくっつきますので、剥がす際にはかなりの痛みを伴いますし、皮膚が剥がされますので、創部が深くなります。

「ソフラチュール」は使用してはいけない薬剤です。

もちろん、毎日創部に直接シャワーをかけて頂いてOKです。入浴もOKです。

OKと言うより、毎日洗い流さないと、感染致します。

洗う際に石鹸は使用してはいけません。石鹸は界面活性剤ですので、傷が深くなります。

一切消毒は致しません

感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

ちなみに、当院では毎日のように、怪我、熱傷、粉瘤の患者さんが来院されますが、この3年間で抗生物質を処方した患者さんはお一人(粉瘤術後感染)のみです。

 

初診時

初診時

 

初診時(水疱被膜切除後)

初診時(水疱被膜切除後)

 

湿潤療法 加療後3日

加療後3日

 

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