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植皮が必要と言われた下腿の低温熱傷です。(湿潤療法)

加療後13日

 患者さんは、20代 女性 です。
湯たんぽで右下腿を低温熱傷されました。
地元では有名な○○皮膚科クリニックを受診。
パウダー剤とガーゼで治療されたそうです。
治療に通うたびに激痛で、夜もあまり眠れなかったそうです。
以降、同クリニックに通院されておられましたが、数日後に
「これ以上悪くなる様なら、当院では治療出来ない。
深いやけどになっているから、皮膚移植を受けた方が良い。
大きい病院を紹介します。」
と言われたそうです。
その説明に不安になり、ネットで色々と調べられ、熱傷2週間後に当院初診されました。
パウダー剤は使用してはいけません。
痛くなって当然です。創部が乾燥するからです。
絶対に使用してはいけません。
パウダー剤をふき取りますと、黒色壊死が認められました。
局所麻酔下にて切除致しました。
その後は、プラスモイストで創部を被覆致しました。
湿潤療法の説明をさせて頂きました。
もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
絶対に植皮なしで治る事、おそらく2か月以内には治ることを説明させて頂くと安心されておられました。

初診時

初診時

初診時(壊死部切除後)

初診時(壊死部切除後)

湿潤療法 加療後9日

加療後9日

加療後13日

加療後13日

湿潤療法 加療後23日

加療後23日

湿潤療法 加療後28日

加療後28日

湿潤療法 加療後31日

加療後31日

 本日は、都合により休診とさせて頂いております。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承の程、宜しくお願い致します。
明日からは、通常診療です。

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