炎症の強い頚部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術前

 患者さんは、40代です。
数年前より、後頚部に粉瘤(アテローム)があったそうです。
2年前に、他院で手術を受けられました。
しかし、最近になり再度腫れてきたために、腫れていても手術をしてもらえる医療機関を調べられ、当院を受診されました。
炎症が強くとも、全く問題なく手術は出来ます。
そして、「腫れているので、とりあえず抗生物質で様子を見ましょう。」
という医療機関が非常に多いのですが、炎症している粉瘤に対し、抗生物質は無効です。
粉瘤の袋の中で炎症が起こっております。
いくら抗生物質を内服致しましても、粉瘤の袋の中まで薬の効果は届きません。
まれに、「抗生物質を内服したら痛みが引きました。」
という患者さんがおられます。
しかしそれは、抗生物質で炎症が引いたから痛みが引いたわけでは御座いません。
粉瘤の袋が膿でパンパンになり、風船が割れるように、袋が裂けて中身が出て内圧が下がったから、痛みが軽減した訳です。
抗生物質で痛みが軽減した訳では御座いません。
腫れている粉瘤、痛みを伴う粉瘤に対し、抗生物質は無効です。
無効どころか、体を守ってくれている常在菌が死滅致しますので、有害です。
(大腸菌が殺されますので、下痢します。女性であれば、膣常在菌が殺されますので、カンジダになりやすくなります。)
くりぬき法手術致しました。
術後、毎日シャワー、入浴 OK です。
術後、創部は湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

 

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後4日

術後4日

粉瘤(アテローム)摘出 術後15日

術後15日

粉瘤(アテローム)摘出 術後1か月

術後1か月

 

 8月20日~25日まで、夏季休暇とさせて頂きます。

大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承のほど、宜しくお願い致します。

 

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