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粉瘤をくりぬき法で手術|2年後も傷跡は目立たず綺麗に治癒(写真あり)

術中

粉瘤をくりぬき法で手術|2年後も傷跡は目立たず綺麗に治癒(写真あり)

こんにちは。
大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック
院長の郡田です。
今回は、ご紹介で当院を受診された60代の患者さんに対して、
くりぬき法による粉瘤手術を行い、2年後もきれいに治癒していた症例
をご紹介いたします。


🔹 初診時|知人の紹介で当院を受診

患者さんは60代の方です。
お知り合いの方から当院をご紹介いただき、粉瘤(アテローム)
の治療を目的に受診されました。
当院では、くりぬき法にて安全に粉瘤を摘出いたしました。


🔹 術後管理|なつい式湿潤療法で消毒・抗生物質不要

術後の創部は、なつい式湿潤療法で管理しております。
この方法により、
・一度も消毒は行っておりません
・術後感染も認められず、抗生物質も処方しておりません
・手術直後からシャワー・入浴もOKです
患者さんには痛みもほとんどなく、安心して日常生活に戻っていただけました。


🔹 2年後の再受診で確認できた「きれいな創部」

手術から2年後、別件で当院を再度受診された際に、
手術した部位の状態を確認させていただきました。

創部は非常にきれいに治っており、私たちもとてもうれしく思いました。
快く写真撮影にご協力いただき、誠にありがとうございました。


🔹 くりぬき法は保険診療で対応しています

最近では、「くりぬき法は自費診療のみ」という医療機関も増えているようですが、
当院ではこれまで通り、くりぬき法も保険診療で対応しております。
「手術はしたいけれど費用が不安…」という方も、安心してご受診いただけます。

術前

術前

術直後

術直後

術後7日

術後7日

術後14日

術後14日

術後2年

術後2年

🔵 粉瘤(アテローム)に関するよくあるご質問(FAQ)


Q1. 粉瘤とは何ですか?

A.
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)とは、皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍です。
中には皮脂や角質が溜まっており、自然に消えることはほとんどありません。
放置すると炎症を起こし、腫れ・痛み・膿が出ることがあります。


Q2. 粉瘤は自然に治りますか?

A.
自然に治ることは基本的にありません。
小さくなることがあっても、内部の袋(被膜)が残るため、
再発することが多いです。

再発予防には手術による摘出が必要です。


Q3. 炎症があるときは手術できないのですか?

A.
他院で「炎症があると手術できない」と言われることがありますが、
当院では炎症があっても「くりぬき法」による手術が可能です。
むしろ早期の手術により、痛みや腫れが早く改善します。


Q4. 抗生物質では治らないのですか?

A.
炎症が強い粉瘤には抗生物質は無効です
なぜなら、炎症は袋の内部で起きており、その袋には血流がないため、
薬の効果が届かないからです。

よって、袋ごと手術で取り除くことが根本的な治療になります。


Q5. 手術はどんな方法ですか?

A.
当院では「くりぬき法」という方法を用いて、できるだけ小さい傷で
袋(被膜)まで完全に取り除きます。

傷跡も非常に小さく、術後の痛みも最小限です。


Q6. 術後の処置はどのように行いますか?

A.
なつい式湿潤療法という方法で、傷を乾かさずに治す処置を行っています。
・消毒しません
・ガーゼ交換不要
・シャワー・入浴も翌日からOK
・抗生物質も基本的に処方しません
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Q7. 術後に再発することはありますか?

A.
袋を完全に摘出できれば再発はほとんど御座いません。
当院では術中に被膜をしっかり取り除くことを重視しています。


Q8. 手術後の痛みや腫れはどの程度ありますか?

A.
炎症が強かった症例でも、術後の痛みは少ないケースがほとんどです。
多くの患者様が「想像していたより痛くない」と話されます。


Q9. 粉瘤が小さいうちに手術した方が良いですか?

A.
はい、小さいうちに手術することで、傷跡も小さく、
手術時間や回復も短く済みます。

炎症が起きてからでは、痛みも強く治療が複雑になります。


Q10. 粉瘤の手術は健康保険が使えますか?

A.
はい、粉瘤の手術は保険診療の対象です。
手術の規模や部位により、負担額が異なる場合があります。

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