患者さんは、3歳の可愛い可愛い女の子です。
沸かしたてのお味噌汁が左側腹部と臀部にかかり、熱傷されました。
地域の基幹病院救急外来を受診。
従来のガーゼ処置だったために、治療方針に疑問を持たれた御両親が色々と調べられ、「湿潤療法」目的にて当院を御受診されました。
最初に受診された病院からは、いつものように抗生剤が処方されていました。
(他院から当院へ移って来られる患者さんは、ほぼ100%抗生剤を処方されておられます。)
感染していない状態で抗生剤を内服しますと、正常な皮膚常在菌(我々の皮膚を守って下さっている大事な細菌)が死滅するだけです。
よって、感染していない状態で抗生剤を内服してはいけません。
感染状態とは、局所が赤くなり、痛くなり、熱を持ち、腫れている状態です。
その様な状態になった場合には、抗生剤を内服しなければなりません。
しかし、そうでない場合に抗生剤を内服しましても、正常な菌が死滅するだけで、無意味というより有害です。
湿潤療法により、2週間ほどで治癒致しました。
その後、1か月後にも診察させて頂いたのですが、奇麗に治っており、御両親からも喜んで頂きました。












![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)






