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炎症が強い頚部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術中(粉瘤内容物を排出)

 患者さんは、20代 女性 です。
数年前より、後頚部に粉瘤(アテローム)があったそうです。
1週間前より痛くなってきたために、炎症が有っても手術をしてくれる医療機関を調べられ、当院を受診されました。
痛みが強く、手術を希望されましたので、当日幸い(?)にも外来が混雑しておりませんでしたので、手術させて頂きました。
くりぬき法で手術致しました。
術後は湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
患者さんの多くは、「あんな穴が開いていたのに、綺麗に治るものですね。」と言われます。
それは、創部を湿潤療法で治療しているからです。
消毒、ガーゼ処置では、処置の際の痛みが強く、あれほど綺麗には治りません。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤内容物を排出)

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

粉瘤(アテローム)摘出 術後2日

術後2日

粉瘤(アテローム)摘出 術後5日

術後5日

粉瘤(アテローム)摘出 術後14日

術後14日

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