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炎症の強い背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術前

 患者さんは、40代 男性です。
1週間前から背部の粉瘤が腫れてきたために、他院を受診。
炎症を起こしている粉瘤なので、今は手術が出来ない。抗生物質で様子を見ましょうと言われたそうです。
抗生物質を内服しても、全く炎症はおさまらず、それどころか、痛みが強くなってきたために、色々と調べられ、手術目的にて、当院を受診されました。
他院で、炎症が強いからという理由で手術を断られて、色々と調べられ当院へ受診される患者さんは、結構多いです。
炎症が強くても、全く問題無く手術は出来ます。
むしろ、被膜がはがれやすく、手術しやすいくらいです。
受診当日、幸い(?)外来が空いておりましたので、手術させて頂きました。
術後は、湿潤療法で創部を治療致しますので、一切消毒はしておりません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
術後2日目にお子様が無事誕生されました。
手術がうまくいったことよりも、嬉しかったです。
よって、術後1日目からしばらくの間、ご受診出来ませんでした。
しかし、しっかり湿潤療法をして頂いていたからでしょう。
綺麗に創部は治りました。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術中

術中

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

 この翌日、奥様無事ご出産!
おめでとうございました!

粉瘤(アテローム)摘出 術後21日

術後21日

 

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